勢ぞろいした舘プロの前列左から黒川想矢、竹内夢、舘ひろし、Anna、小越勇輝、後列左から青柳尊哉、池田努、増本尚=東京・新宿
俳優、舘ひろし(74)らが所属する「舘プロ」が7日、東京都内の事務所で新年の仕事始めの儀と餅つきを行い、集まった関係者200人につきたての餅を振る舞った。
同プロは、2021年1月に舘が38年間所属した昭和の国民的スター、石原裕次郎さん(享年52)や渡哲也さん(享年78)らが所属した石原プロ解散後、同年4月1日に設立。
当初から舘は「どこかで石原プロの匂いをさせたい。映画作りの情熱とおはぎを踏襲してコロナが落ち着いたら神主を呼んで、餅つきをして事務所開きをしたい」と公言していた。
事務所設立5年目を迎え、コロナ禍を経ての念願の餅つきではトップバッターで杵を握った舘は「よいしょ!!」の掛け声に合わせ、リズミカルな音を会場に響かせた。
約15年ぶりとなる念願の餅つきに「はぁはぁ言いました」と謙遜し、「年明け早々、餅つきができて(今年の目標の)半分を達成しました。残り半分は遊びながらやります」と満足そうにほほ笑んだ。
今年、芸能生活50年の節目に意気込みを聞かれ「全くない。いつも通り淡々とやっていきたい」と〝舘節〟でサラリ。
昨年公開された「帰ってきた あぶない刑事」が大ヒットしたことに触れながら続編について「そういうこともあるかな」と含みを持たせた。
そして、今年は出資映画の公開が控えることも明かしながら、「少しずつ映画作りに向けて進んでいきたい。いずれやります。石原裕次郎さん、渡さん、小林専務の夢ですから。引き継いでいると自負しています」と力を込めた。
また、この日は立浪親方(56)と姿を見せた大関豊昇龍(25)とガッチリ握手する一幕もあった。