「吉田響2区」にファンも反応 エース区間起用の理由 箱根駅伝

2024年夏に行われた長野県の合宿で走り込む吉田響選手=創価大提供

2日に往路がスタートした箱根駅伝で、創価大の吉田響選手(4年)は当日のオーダー変更で「花の2区」に入った。エースが集うこの区間は学生ランナーの憧れだが、駅伝ファンは吉田選手の2区起用を意外に思った人も多いようだ。

当日のオーダー変更がスタート前に発表されると、SNS(ネット交流サービス)のトレンドに「吉田響2区」が入った。

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吉田選手は3年時に東海大から創価大に編入。東海大1年時と創価大3年時に山上り5区を走っており、「山の神」になることへの強い思いを持っていた。

しかし、榎木和貴監督は吉田選手をチームの柱として2区に起用する構想を温めていた。「本人(吉田選手)は当初『5区を走らないと創価に来た意味はない』と考えていたが、今はチームのために他の区間を走る必要性も考えている。彼の人間的な成長ですね」と話していた。

最後の箱根は、その「成長」を走りで見せる舞台となる。【岩壁峻】

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