兵庫県議会の百条委員会の証人尋問に出席した斎藤元彦知事(24年12月25日撮影)
兵庫県の斎藤元彦知事(47)が26日、県庁で今年最後の定例会見を行った。
斎藤氏の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)はパワハラなど疑惑7項目を調査結果報告を来年2月にまとめる見込み。
調査報告でパワハラや、公益通報者保護法に該当すると認定され、結果が「黒」の場合でも受け入れるかについて斎藤氏は「どういう結果が出るかはこれからなので、仮定の質問にはなかなかお答えできない。コメントはできない」と述べた。
告発文書は今年3月に県西播磨県民局長だった男性が作成し、関係者に配布した。県の公益通報窓口にも通報したが、県は内部調査を進めた結果、文書を「誹謗(ひぼう)中傷」と認定。男性は停職処分を受け、7月に死亡した。
公益通報の対応について「適切だった。その主張に変わりはない」とし、調査結果報告の結果を見てから対応を決めるのかの質問に「仮定の質問なので答えられない。百条委などで県の対応については適切だったと答えている。その主張を述べさせていただくのが当面の対応です」とした。