将棋会館、最後の対局が終わる 郷田九段「さみしい」 – スポーツ報知

東京・千駄ヶ谷の将棋会館が23日、対局最終日を迎えた。同会館では1976年から名勝負が繰り広げられて来たが、老朽化が進み、現地からほど近い複合ビルに移転。年明け1月7日からは新会館で公式戦が行われる。

駒音がやんだ。竜王戦1組ランキング戦で森内俊之九段が郷田真隆九段に投了を告げ、午後9時17分、現将棋会館ですべての対局が終わった。約半世紀の歴史に幕が下ろされた。

勝利した郷田は「巡り合わせで最後の対局になった。最後を指せてよかった。修業時代からずっとここでやってきたので、さみしい気持ちもありますし、ただ新しい時代に入るということ」と思いを語った。

森内は「小学生の頃から長い間、会館で様々な立場で対局をさせていただいた。今日で、これで指すことがもうないと思うと今までのことを思い出しますし、ちょっとさみしい気持ちもある。最後の対局をできたことはありがたく思っています」と話した。

現会館は年内に引っ越し作業を全て終え、2025年1月20日から約半年かけて解体される予定だ。

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