[パリ 8日 ロイター] – フランスのバロ外相は8日、トランプ次期米大統領がデンマークの自治領グリーンランドの獲得に意欲を示したことについて、欧州連合(EU)は他国が領土を攻撃することを容認しないと表明した。
トランプ氏は7日、米国がパナマ運河の管理権を取り戻し、グリーンランドを獲得するために軍事行動や経済措置を取る可能性を排除しなかった。 もっと見る
バロ外相はラジオ局フランス・アンテルに「EUが領土への攻撃を容認しないことは明らかで疑問の余地はない。相手がどのような国であってもだ」と発言。
「米国がグリーンランドに侵攻すると思うかという質問であれば、答えはノーだ。だが、適者生存の時代に突入したのかという質問なら、答えはイエスだ」と述べた。
その上で、EUは威嚇されたり過度に心配したりすべきではなく、目を覚まして強くなるべきだと訴えた。
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