フォレストが今季初の4連勝でトップ4死守! スパーズはリーグ連敗に加え守備陣に新たな2人の離脱者…【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第18節、ノッティンガム・フォレストvsトッテナムが26日にシティ・グラウンド・スタジアムで行われ、ホームのフォレストが1-0で勝利した。 前節、満身創痍で臨んだ首位のリバプールとのビッグマッチに3-6で大敗した11位のトッテナム。その大敗から中3日のアウェイゲームでは、直近3連勝で4位と躍進するフォレストと対峙した。ポステコグルー監督は前節から先発3人を変更。ペドロ・ポロとビスマ、マディソンに代えて負傷明けのウドジェ、7試合のサスペンションから戻ってきたベンタンクール、ブレナン・ジョンソンが起用された。 共に[4-2-3-1]で臨み前から圧力をかけ合う形で試合がスタート。行ったり来たりの展開が続くなか、互いに決定機まであと一歩という場面が目立つ。26分には古巣対戦のジョンソンがボックス右から強烈なシュートを放ったが、ここはGKセルスの好守に遭う。 一方、狙いとするカウンターから良い形を見せていたフォレストは絶好調のアタッカーが決定的な仕事を果たす。28分、カウンターから中央を持ち上がったギブス=ホワイトが右で背後を狙うエランガへ完璧なスルーパスを供給。オフサイドぎりぎりでラインブレイクしたエランガはボックス内でGKに寄せられる寸前で右足シュートを流し込み、リーグ戦3試合連続ゴールとした。 相手の狙いとする形から先制を許したトッテナムはここからボール保持率を高めて押し込んでいく。コンパクトな相手の守備ブロックを前に崩し切ることはできないが、39分にはボックス右のジョンソン、前半アディショナルタイムにはボックス手前で得たFKをソン・フンミンが直接狙うが、前者はGKセルスの好守に、後者はわずかに枠の右へ外れた。 ホームチームの1点リードで折り返した試合は後半も流れに大きな変化はなし。スパーズが引き続き押し込む展開のなか、57分にはゴール前の混戦からうまく前を向いたジョンソンが反転シュートを枠に飛ばすが、前半同様にGKセルスのビッグセーブに遭う。 以降は遅攻でチャンスを窺うトッテナム、カウンターとセットプレーでフィニッシュに繋げるフォレストという構図の下で一進一退の攻防が続く。攻撃に変化を加えたいポステコグルー監督は64分、ベンタンクールとサールを下げてベリヴァル、マディソンとより攻撃的な選手を同時投入。 これに対してフォレストは後半半ばを過ぎて殊勲のエランガに代えてモラトを投入。[5-4-1]の守備的な布陣で逃げ切り態勢に入った。 その後、ヴェルナー、ポロの投入に加え、足を痛めたドラグシンに代えてビスマの投入を余儀なくされてセンターバック2枚が本職ボランチとなるスクランブルの布陣での戦いとなったトッテナム。さらに、後半アディショナルタイムにはスペンスが2枚目のカードをもらって退場となり、万事休す。 この結果、ホームでしたたかに戦ったフォレストが今季初の4連勝を達成。リーグ連敗のトッテナムは次節出場停止のスペンスに加え、ドラグシンの状況次第でさらなるディフェンスラインの離脱者を出す痛恨の敗戦となった。 ノッティンガム・フォレスト 1-0 トッテナム 【フォレスト】 アンソニー・エランガ(前28)