【東京大賞典】冬の大井の砂王決定戦は一筋縄では決まらない!|佐藤ワタルの地方&海外攻略法

競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。

2024/12/28(土)

昨年の2着馬で、下半期も安定した走りを続けている。JBCクラシックの内容を見ていても、現状は1800mより2000mのほうが流れに乗れそう。前走のように置かれるところがなければ昨年より上の着順がありそう。転厩初戦になるため調整パターンが変わるところに一抹の不安も、鞍上の手腕にも期待。 実力は国内最強クラスで、来年は世界制覇も視野に入る一頭。ブリーダーズカップクラシックも最内枠と枠が悪かった中で、攻めの競馬で粘り3着と内容のある一戦だった。不安があるとすれば、10月にジャパンダートクラシックを使い、アメリカを挟んで今回使うことか。若干ハードなローテーションが鍵。 東京ダービーを楽勝したように、このコースの適性は高い。前走は中盤息が入る形で展開面も難しかった。厳しい展開になるのは歓迎。ただしトラブルでチャンピオンズカップを使えなかった点がどう出てくるか… ここ2年の東京大賞典優勝馬で、条件はピッタリ。ここ2年で崩れたのはアメリカでの2戦だけ。国内でも安定して戦績を残している。条件は申し分ないものの、以前に比べて反応が遅くなっている部分があり、ブリンカーの着用だけでどこまで変わるか。 昨年のブリーダーズカップクラシックで2着に入るなど能力は非常に高い馬。ただし今年はなかなか詰め切れないレースが続いている。寒い時期は合う馬で、状態面さえ上がれば通用してくる一方、少し適距離が短くなっている感触も受ける一頭。

佐藤ワタル – Wataru Sato

1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。

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